排水管からの漏水

3つの漏水パターンの2つ目、
排水管からの漏水について説明いたします。

排水管からの漏水は、前回説明した 給水(給湯)管の漏水 が、水圧がかかっているため、バルブを閉めない限りずっと漏れ続けるのと違い、水や水が出る機器等を使用した際に漏れるという特徴があります。

漏水原因の種類が多いので、原因特定に時間が掛かる事が多いです。
漏水量が少ない事も多く、その場合排水テストを行って数日様子を見る必要があるからです。

漏水調査には、漏水検査液を使用する事があります。
(漏水検査液の詳しい説明は、別で行います)

いくつか、排水管からの漏水の主な原因を説明いたします。

【原因①】排水管に強い衝撃が加わり、割れた箇所からの漏水
排水管が床下や地面に埋設されていれば、普段触れる事もありませんが、露出している排水管は何かの拍子に物をぶつけて割ってしまうなどがあるかもしれません。

【原因②】排水管の継手からの漏水
経年劣化で継手(排水管と排水管を繋いでいる箇所)から水漏れし始める場合があります。

【原因③】熱いお湯を流して、排水管が割れた箇所からの漏水
各メーカーの基準にもよりますが、通常の塩ビ管では45℃~60℃、耐熱の塩ビ管でも90℃程度が限界です。
沸騰したお湯を流すのは、排水管にとって非常に危険です。
詰まらないようにと、定期的に沸騰したお湯を流す方がいらっしゃいますが、排水管が割れる方が修理代にかかるコストが高いので、やめた方が良いと思います。

【原因④】排水管が詰まって逆流し、逆流した水が漏水
詰まりの除去を行えば漏水は無くなるので、比較的修理が簡単な漏水原因です。

【原因⑤】トイレの便器と床との接続部が破損した箇所からの漏水
この原因は、床に破損が及んでいなければ、比較的簡単な修理で解決する漏水原因です。

【原因⑥】エアコンのドレン排水が漏水
夏場に起こるのと、マンションでベランダで漏水とお聞きすると、疑う漏水原因です。

いくつか漏水原因を上げてみましたが、これらいがいにも原因はありますので、その都度調査をして漏水原因を突き止める必要があります。

排水管からの漏水は 給水(給湯)管からの漏水 と違い、一般の方が水道メーターのパイロットなどを見れば簡単に分かるものではありません。
また、水道料金が上がる事はありませんが、給水(給湯)管と違い、漏水が汚水の為、衛生的にもよくありません。

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