神奈川県横浜市のホテルから、天井より漏水しているとの事で漏水調査に伺いました。
到着して詳細をお伺いすると、漏水しているのは3Fリネン庫の天井からとの事です。
管を触って濡れていれば、そこより上で漏れていると判断できますので、3Fから順に、上へと漏水箇所を追っかけて探します。
下から順に6Fまで来たところ
ここで乾いていたので、ここより下と判断できます
給湯銅管の保温材をめくってみると
分かりにくいですが、管の奥側でピンホールしています
コンクリートが黒く濡れているのが分かるかと思います
漏水箇所が判明しましたが、今回は場所が悪かった…
この位置は6Fと5Fのスリーブ(貫通部)の途中で、画像の通り給湯管と壁の間に隙間が無いんです。
通常このような漏水の場合、圧着ソケットなどで漏水を止めるのですが、それを入れる隙間が無いんです。
もちろん、漏水箇所を切り離して配管し直せば修理可能ですが、ここではホテルという特殊事情があります。
通常、ホテルは沢山のお客様が同時に多くのお湯を使用する為、ボイラーでお湯を沸かして、常に給湯管内をお湯が循環しています。
工事の際に全館のお湯が止まってしまうのはもちろん、ボイラーを一度止めると、お湯に空気が混じったり、しばらくの間サビ水が出る事もあるので、宿泊客の方に迷惑のかからない時間帯を狙って、計画的に工事をする必要があります。
また、ボイラーの休止と再稼働は、専門業者さんにお任せした方が無難です。
本日は漏水調査までにして、工事は後日となりました。
とはいえ、そのまま漏れっ放しにしておくわけにはいきませんので、養生作業を行いました。
マスカーテープで養生を行います
天井から、下の階へ下ろします
漏水をバケツで受けられるようにして、一次対応完了です
ホテルのボイラーであれば、定期点検などしている業者さんが居ると思いますので、その業者さんにまず連絡を取ってもらうようお伝えして本日は完了としました。
あと10cm上にズレていれば、圧着ソケットで難なく漏水を止められたのですが、本当に今回は場所が悪かったです。
目の前に見えているのに直せない、もどかしい現場のお話でした。
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