前回の記事 では、一度配管し直した箇所よりさらに先でも漏水しておりました。
営業終了後に再訪問して、再度調査と作業を行いました。
さらに深く斫ります。
もう少し下で切り離します。
一度配管し直したのにもったいないですが、しょうがないです。
切り離し後の銅管です。
もっともっと先で漏水している可能性もありますが、配管し直して通水してみないと分かりません。
銅管をロウ付け(溶接)して、祈るように再度配管し直しました。
給湯器の止水栓を開けて通水を行うと。
さらに下から漏水していました…
斫った箇所に水が溜まっています…
ここまで斫った深さが、合計で160~170㎜。
これ以上斫ると、厨房の防水層を傷つける可能性があります。
防水層というのは、水を通さない層の事で、厨房やトイレなど水を使用する床の下に敷設されます。
水がそれより下に漏れないようにしたり、建物の躯体の劣化を防ぐ効果などがあります。
その防水層を傷つけてしまう事は、下に漏水させてしまったり、躯体の劣化を早めてしまいますので、絶対に避けなければなりません。
漏水直しに行って、漏水を起こしていたら、世話無いですからね…
これ以上斫るのは無理と判断し、これ以上の漏水箇所特定は諦めて、本日は終了しました。
斫った箇所には、斫った際に発生したガラを入れて、仮の復旧を行いました。
今回の銅管は、巻き銅管と呼ばれる銅管の中でも漏水した現場でよく見かけるタイプとなります。
何箇所も漏水しているのは、管種が原因かなとも思います。
漏水箇所を特定するのは諦め、引き回しの提案に変更しました。
埋設部の漏水は目に見えない分、今回のようなことも起こりえます。
どこで調査を止めるかが、いつも悩みどころです。
できれば漏水箇所を特定して、工事費を抑えて差し上げたいという思いと、調査に時間とコストを掛け過ぎないようにという考えとの葛藤です。
この先の工事は、次回のブログにて紹介します。
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